■和漢香文化研究所

香麗志安は専門の東洋史と香司の専門知識を合わせ、各分野の専門家のサポートを得ながら、学術的に和漢香文化史(中国圏・日本の香文化史)を研究、発表しております。

また、研究成果を論文発表で終わらせずに製品化まで行い、失われた香の文化を再興、

紹介、販売をしています。

 

【活 動】

1.調査・研究 国内外で口頭発表・各学会誌に論文発表・詳しくは掲載紙の頁へ

2.講演・ワークショップ 香業界と歴史学の観点からの唯一の講座

3.学会誌発行 日本香文化学会の研究誌『香文化録』発行(特設HPはこちらへ

 

【研究テーマ】

1.『香譜』『香乗』『薫集類抄』など香専門書の分析・解読

2.日本の香文化のルーツ探索

3.中国における香料集積の歴史

4.中国の香生活・香活用

5.日本の香生活・香活用

6.日中香文化交流史、伝来の黎明期探索

7.今まで詳細不明であった香品の分析

8.日中の文学・芸能に登場する香品の来歴、詳細

 

【主な研究成果】論文名はこちらへ

〈香料の履歴〉

 ・漢代における香草・香木の移植時期、背景、ルートを解明

 ・中国の香料集積 各時代の特徴分析

 

〈謎の香品〉

 ・香餅、香印、固形印香の歴史、実態について解明

 ・捲灰壽帯香の歴史、実態を解明

   

〈香文化渡来期の実情〉

 ・『薫集類抄』中の中国由来の香方の素性・由来を解明

 

〈文学・芸能の香〉

 ・反魂香の典拠と香り探索 

 ・百和香の種類と実態分析

 ・媚薬の香り

 

【研究成果を現代に還元】

・講演・ワークショップで紹介・解説

・香餅つくりワークショップ開催

・捲灰壽帯香の再興・販売 2017年 

 

【講座内容】分類軸 

1)歴史・考古学全般(中国~日本の香文化の通史)
2)文化(古代の香り生活)
3)香料(来歴・種類)
4)香品(来歴・種類)
5)香りの活用法(古代と現代の智慧)
6)文学教養と香り(詩文・香道)
7)香り関係の美術工芸品(青銅器・金銀細工・陶磁器など)
8)手作り香(クラフト)

 

以上の大きなスレッドの中に、時代別、文献別、出土品別など、

小スレッドが立てられます。


香は多分野に関わるため、そのアプローチ方法、切り口は実に多様です。

香に触れるということは、香りを楽しむだけではなく、教養が豊かになり、

多くの分野に興味を持つきっかけともなります。